イベントレポート
一つのいのち
静岡スバル全店舗にて【フードドライブ】開催。子ども食堂へお届けしました!
「フードドライブ」とは、ご家庭にあるまだ食べられる食品を持ち寄り、地域の子ども食堂などに寄付する〈食料品寄付運動〉のこと。食品ロスを減らし、支援を必要とする子供たちを助ける、地球にも人にも優しい取り組みです。
静岡スバルでは、地域貢献およびSDGsの一環として、この夏の店舗感謝イベント「SUBARU THANKS DAY」開催時に地域の皆さんに広く募集しました。
集まった食材は、西部、中部、東部に分け、各地の子ども食堂へお届け。
皆さんに喜んでいただきました。
(西部:大瀬こども食堂グレイスキッチン・田中様へ)
(東部:おたまちゃん食堂・押田さまへ)
(中部:まちのリビング・西さまへ)
大学時代に、地域の街づくりを手がける学生団体に入りました。そこで地域のお祭りやイベントに関わる中、「子ども食堂」を立ち上げたのが始まりです。2015年頃、ちょうど全国でも子ども食堂という取り組みが広まり始めた時期でした。
最初は自治会館を借り、鍋や食器を持ち込んでご飯を振る舞いました。その後、知人のシェアハウスを使わせてもらいながら、卒業して社会人になってからも活動を継続。当初は子どもを対象にしていましたが、近年は年齢制限をなくし、“まちのリビング”という形に発展させ、今も活動を続けています。
月に1回、子どもから大人まで誰でも参加できる食堂を開いています。小学生を中心に、乳児を連れた親子が来ることもあります。ご飯を一緒に食べるだけでなく、宿題をしたり、子ども同士で勉強を教え合ったり。夏には花火やかき氷などのイベントも楽しみます。年齢制限はありません。食事を通じて人が集まり、地域のつながりが自然に生まれる場所になっています。
私個人のボランティアです。資金面では、材料費として子どもからは100円、大人は300円をもらっていますが、これで収益を得ているわけではありません。「寄付付き商品」の仕組みを活用していて、例えば地元の水産会社が「子ども食堂応援メニュー」を市の食堂で提供しており、売上の一部がここの活動資金になっています。あとは、今回のような地元企業の社員の方々が物資を届けてくださるなど、地域全体で支えていただいています。
自分自身、ちょっと窮屈な子ども時代を過ごしたというか…「居場所がない」「大人に理解されない」と思うことが多かった子ども時代でした。親や先生以外の大人と関わることで自分を保っていたのです。そんな自身の経験があったからこそ、子どもたちにとって「親でも先生でもない大人と出会える場所」をつくりたいと思ったのです。親以外の頼れる大人がいる場所と思ってもらいたいし、また大人側にも子どもと対等に接する感覚を持ってもらいたいと考えています。
この食堂は、食事提供だけが目的ではありません。子どもも大人もフラットに関われる「サードプレイス」であり、安心して自分らしくいられる空間でありたいと思っています。開催している私自身も開放される場所ですね。
子どもだけでなく、大人にとっても“まちのリビング”がひとつの居場所となるように、もっと広げていきたいです。地域再開発やまちづくりの流れとも連携し、行政や企業、大学、住民が一緒になって、持続可能な地域福祉の仕組みを育てていければと思っています。
「子どもも大人も安心できる居場所を」と語る西さん
開催時期は随時ご案内しますので、皆さまのご協力をお待ちしています。
一つのいのちプロジェクトとは?
「人を中心としたモノづくり」のなかで安全を最優先に考え『いのちを守る』ことを大切にしてきたSUBARUが、人々の暮らしと自然環境をまもるパートナーを応援する社会貢献活動です。
静岡スバルも一緒に取り組んでいます。
全国の取組み紹介は、こちら